プラント設備基礎
プラント設備基礎を知り尽くした設計、施工技術者集団による調査から設計、施工まで一貫した管理体制でお客様のご要望に対応いたします。
創業以来70年以上にわたり、設計・施工両面でプラントの基礎を支え続けています。
プラント設備基礎を知り尽くす
プラント基礎とは
ガスホルダー基礎
- 高さ:約100m
- 重量:数千~数万t
煙突基礎
- 高さ:小規模煙突~100m超煙突
配管架台基礎
- 延長:1製鉄所に数十~数百km
ベルトコンベア基礎
- 延長:1製鉄所に数十km
工場建屋基礎
- 建屋:高炉、製鋼、熱延、
厚板、冷延、メッキ、
線材など
機械基礎
- 基数:1製鉄所に数百~数千基
重車両通行道路
- 約200t以上の重車両
水槽構造物
- 箇所数:1製鉄所に数十箇所
プラント基礎の特長
- 1,000℃を超える環境下の基礎
- 重機の入れない狭い箇所の基礎
- 深い所につくる基礎
- 振動の影響を受ける基礎
- 独自の設計手法が必要な基礎
- 数千tの荷重を支える基礎
- 広大な土地につくる巨大な基礎
- 薬品に曝される基礎
- 短い工期でつくる基礎
- 法基準に準拠した基礎
一貫した管理体制
設計
- 数多くのプラント設備設計を経験
- 様々な解析技術を用いた設計、温度応力解析、地盤応力解析、各種構造解析 など
- 3D-CADを用いた完成イメージの視覚化検討
- プラント設備に関連する法令・基準に精通
施工
- お客様の操業形態および運転方案を重視した施工計画
- 製鉄所工事で培った安全対策・作業手順の立案
- 豊富な実績に基き、安価で短工期の施工方法を提案
- 最新技術への取り組みICT技術を活用した工事管理
調査事例
調査技術
既設資料調査や現場目視調査により、現地の障害物を徹底的
に調査します。3Dスキャナ測量により既設構造物の情報を
3次元データとして把握し、設計計画にフィードバックします。
3Dモデリング
構造物を視覚化しお客様と完成イメージを共有することで、円滑に設計計画を進めていきます。
重機や機材の配置計画や施工スペースの確認に利用し、工事計画を効率的に進めていきます。
設計・解析事例
設計・解析技術
様々な設計・解析スキルを保有しており、お客様のプラント設備に最適なエンジニアリングを提供いたします。
温度応力解析(FEM)
工事:地下ピット工事
経緯:壁厚1.0m、壁高7.1mとマッシブな構造であり温度応力が 原因のひび割れが懸念されたため解析を実施しました。
使用プログラム:JCMAC3
地盤応力解析(FEM)
工事:排水対策工事
経緯:重車両通行エリア直下を推進機が掘進するため、地盤や近傍の構造物に与える影響について解析を実施しました。
使用プログラム:Geofeas 3D
振動解析(FEM)
工事:某プラント基礎工事
経緯:機器振動により基礎共振が考えられたため、杭基礎を含めた構造体の振動解析を実施しました。
使用プログラム:Nastran
動的構造解析(FEM)
工事:某プラント基礎工事
経緯:高所にある機器荷重を評価するため、地震動を入力した動的解析を実施し、各部材の応力を求めました。
使用プログラム:Nastran
ICT技術を活用した工事管理
バリアセンサー
工事車両との接触が考えられる障害物(架空配管等)がある場合には、接触事故を未然に防止するためにバリアセンサーを設置いたします。お客様の設備を傷つけません。
見守りカメラ
現場にカメラを設置し、現場担当者のみでなく設計者・安全専任者・上位管理者等が工事の状況をリアルタイムに見守ることで、工事管理に役立てています。
衝突軽減システム
バックホー等の重機の死角になる箇所に衝突軽減システムを導入し、作業員や既設設備との接触事故発生を抑制します。
深度センサー
機械の約2m以内に人や障害物が入ると、自動で減速を開始して、0.5m以内で自動停止。
赤外線センサー
機械の約3m以内に入るとオペレータと作業員にブザーで知らせ、約5秒間完全停止。
ICT建機による施工
大規模土工事からプラント設備工事特有の狭小地土工事まで、ICT土工技術の導入に取り組んでいます。
BHマシンコントロール
GNSS受信機等によりバックホーやバケット刃先の位置を把握し、掘削ラインを自動制御する。
締固め管理システム
ローラーの位置をGNSS受信機により把握。
踏んだ回数に応じて変化した色により締固めを管理。
法令・基準への対応
プラント設備に関連する法令・基準に精通
法令・基準※を順守したエンジニアリングを提供いたします。
※建築基準法、消防法、廃掃法、土壌汚染対策法、etc